自殺未遂で精神科に入院した話

みなさんこんにちは、たなかです。

今回は去年の6月ごろに私が自殺未遂して精神科に入院した時のことについて書こうと思います。

少し重い話になってしまうので、不快に思われる場合はタブを閉じてください。

当時のことを思い起こすといろいろなことが積み重なり、最後に決定打になることが起きてそのような行動に出てしまったのだと思います。

行動に起こしたのはそれが初めてでした。

それまで楽しいことがあっても心の奥底では、正直死にたいと思っていました。

私が生きている意味はあるのかとずっと考えていました。

それもあって、死のうと決めた時はやっと死ねるのかと内心ほっとしている自分がいました。

ネットでいろいろ調べて、私がとった方法は首吊りです。

ベッドの柱に電気コードをかけ、そこに首を通すまでは特に何も考えず、自然に行いました。

首吊りで死ぬのは窒息によるものではなく、脳にいく血液が遮断されることで脳が酸欠状態になって死に至るそうです。

ここからはうろ覚えなのですが、首を通した後はだんだん意識がぼーっとしてきました。

おそらく少し意識を失ったのか、頭をハンマーでがんと思い切り殴られているような感覚で目が覚めました。

呼吸がとても激しく、冷汗がすごかったです。

そしてその瞬間自分は死ねなかったのだと理解しました。

その後何度試してもうまくいかず、結局私は死ねませんでした

疲れて寝て、次の日起きて仕事に行き、その後精神科に行きました。

死にたいのに病院を受診する自分の行動はとても矛盾していると思いました。

前日のことを話すと危険な状態だということで、そのまま入院することになりました。

精神科に入院するのはそれが初めてだったのですが、ベルト、タオルなどのひも状のものはすべて没収されました。

部屋にテレビなどはなく(コード類がアウトであるため)、窓も飛び降り防止のため10㎝しか開きませんでした。

また病棟には鍵がかけられており、自由に売店に買い物に行くこともできず、私は一体どれくらいの間ここにいることになるのだろうとすごく不安に思いました。

そして職場にも両親にも迷惑をかけ、死に損ないの自分は何をしているのだろうと自分を責めることしかできませんでした。

結局私は間に外泊を挟んで2週間入院しました。

2週間の入院生活は何もすることがなく、こんなことでいいのかと思うような生活でした。

病棟に置いてある本を読んだり、ルービックキューブをしたりしてました。

診察やカウンセリングを受けて、なぜ自分がそのような行動に出てしまったのか、その前に何があったのか書き出して見るととにかくいろんなことが一度に重なっていたんだなと思いました。

入院したことによって死にたいと言う気持ちがなくなることも、うつ病が治ったわけではありませんが、今死ななくてもいいのではないかと思えるくらいにはなりました。

その後退院し、少し休んだ後普通の生活に戻りました。

今死にたいと思ってる方へ

あの時死のうと思った私はなぜか今も生きています。

そして、あの時死ぬことを伸ばして良かったかなくらいに今は思っています。

そのことを想うととても不思議な気持ちになります。

今後の人生で、私が死ねなかったことが正解であったと思えるようになるのではと思っています。

しかし私は、同じように死にたいと思っている方へ「生きていればいつかそうなります」とかそんな無責任なことは言えません。

人それぞれ事情があり、育ってきた環境があります。

自殺を思うほどの苦しみは当の本人しか絶対理解することはできません

私は、「私にもわかるよ」とは言えないです。

しかし一つ言えることは、あなたが生きていてくれてよかったです。

このブログを読んでくださっている時点で私と少なからず繋がりがあります。

そんなあなたが死んでしまうことはとても悲しいことです。

今後、「死にたいときにしてみてほしいこと」について書きたいと思っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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