みなさんこんにちは、たなかです。
今回は私がもう二度と受けたくないレベルのTOEFLについて書きたいと思います(笑)。
アメリカの大学に出願するにあたって英語の学力を証明するものを提出する必要があります。
大学によって点数の最低ラインや、試験の種類は異なるのですがTOEFLまたはIELTSはほとんどの大学で通用するのではないかと思います。
私はTOEFLを受験しました。
この記事では、何か月で何点を取った勉強法ではなく、“うつ病と付き合いながらどのようにこの過酷な試験を乗り越えたか″に焦点を当てて書きたいと思います。
というのも、「TOEFL 勉強法」で検索したらたくさんの優秀な方たちが勉強法をあげています。
そして、大体何か月で何点を取ったということが記載されています(みなさん短期間で素晴らしい点数を取られています)。
私はその方たちと比べてしまい、しんどくなってしまったことがあるので具体的な点数や期間についてはここでは伏せようと思います。(それでも気になる方はこちらからメッセージください!)
誰かの勉強法を参考するときに一番大切なことは、まず人それぞれスタートラインや環境が違うということです。
もともとの英語力も違うし、置かれている状況が違うので同じ勉強法をしてもある人は3か月で達成するだろうし、1年かかる人もいます。
なので比べるなら、前の自分と比べるしかないです。1か月前に分からなかった英文が少し読めるようになっていたらそれでいいのです。
化学や生物の実験でも、全てを同じ条件下にして反応の違いを見ないとデータとして採用はされません。(私はこの考え方が一番しっくりきました。)
そして全然前に進んでいないなと思っても、らせん状に上にあがっているし、英語力というのはすぐに伸びるものではないです。じわじわ伸びてきます。
こんなことを言っている私ですが、正直未だにこれを克服できていません。比べてしまった時に自分の中でなんとか納得させています。
話を戻すと、私がTOEFLの勉強を始めた理由は友だちが教員採用試験を受けると言ったことがきっかけでした。(詳しくはこちら)
高校を中退してから4年程経っていたので、当時は中学3年生程度の英語力しかありませんでした。
TOEFLについてあまりよく分かっていなかったので(問題の構成、難易度など)、一度本についている練習問題をやってみることにしました。
最初から高いお金を払って本番の試験を受けることはお勧めしません。お試しで受ける額じゃないですし、点数は期待できないと思います。
結果、最後まで受けることができませんでした…。
・長時間椅子に座ることがしんどい
・Readingはタイトルから何の話か分からない、本文の単語もほとんど分からない
・Listeningは早すぎて何言ってるか分からない
どちらもほぼ当てずっぽうで答えました。
何とか上2つを終え、Speakingに移行したときに「これ以上受けても意味ないや」と思ってブラウザを閉じました(笑)。
正確な点数は分かりませんが、おそらくどちらも30満点中1桁だったと思います。
今となっては笑い話ですが、当時は笑えませんでした。
次の日から、単語を覚えることから始めました。
しかし、このTOEFLの勉強は一筋縄ではいきませんでした。
毎日覚えられる単語には限りがあるし、勉強計画を立ててみるも全然達成できませんでした。
こんなにのろのろしていて、本当に点数がとれるのかと毎日不安でいっぱいでした。
そうこうしているとだんだん自分の中でうつな感情が出てきて、勉強を始めて一か月たった頃に「死ねば勉強しなくていいや」という考えが唐突に頭に浮かびました。
この段階で、自殺未遂をして入退院してから三か月程経過していました。
今なら、「そこまで追い詰めなくて大丈夫だから、ゆっくりやったらいい」と思えるのですが、当時は誰が何を言おうともうそのことしか頭にありませんでした。
そこで2度目の自殺未遂をしました。
1回目(詳しくはこちら)と同じ方法を一日試したのですが結局死ねませんでした。
本当にやる気あるのかと思いますが、結果そうなりました。
最終的に「もう自分は死ねないのだな、じゃあ生きるしかないのか」と悟りました。
1日飲まず食わずだったので、500mlのフルーツミックスジュースを一気飲みしたのを見て、父が驚いていたことを覚えています(笑)。
そしてその失敗から次の3つのことを決めました。
・やる気がない日、なんかしんどい日は無理に勉強しない
そんな日はやってもあまり捗らないので、私は一度見たことのある映画を英語で見たり、海外のYoutuberさんの動画を見たりしていました。
机に向かうだけが勉強じゃないので、「リスニングをしている!」と思って見ていました。
とにかく少しでいいから毎日何かをすることから始めました。
何もできない日があってももちろんいいと思います。
そんな日があっても、今までやってきたことが全部なくなるわけではないです。
自分を大切にしたということで、前向きな休息だと思います。
・息抜きをする
毎日勉強はしんどいので、たまに友だちと出かけたり、おいしいものを食べに行ったりしていました。
そんな日があったからこそ、また明日から頑張ろうと思えました。
・ぶれない、比べない
最初の話に戻るのですが、いろいろな人の勉強法をネットで見るたびに勉強法を変えた方がいいのではないかと不安になっていました。
そのたびに「自分はこれでいい」と言い聞かせてコツコツ続けました。
また、もし結果が出ずに志望校に行けなくて、別の大学に行くことになっても「何が正解かなんて分からないのだから大丈夫」くらいの気持ちでいました。
もう二度と受けたくないくらいしんどいTOEFLでしたが、これを通して病気とうまく付き合う術を学べたように思います。
これが「多分アメリカでもやっていける」という自信にも繋がりました。
英語力の向上だけでなく、精神面も同時に鍛えられ、勉強をすることが習慣化しました。
そういった面からも、アメリカの大学はTOEFLを採用しているのではないかと勝手に思っています。
1年経って日本に帰った時に、行く前と後でどれくらい英語力が伸びたのかTOEFL受けてみようと思っていましたが、多分もう受けません(笑)。
これから受験される方へ
TOEFLを受験することを決め、勉強している方を本当に尊敬します。
誰しも不安や緊張を感じるものですが、そんな時こそ、自分自身を信じて前向きに取り組んでください。
TOEFL受験はあくまで一つの出発点であり、人生の全てではありません。
もしも期待通りにいかなっかたとしても、それはまた新たなスタートとなります。
また、勉強だけでなく、睡眠や食事などの時間もしっかりとってください。
心身ともに健康であれば、勉強の効率も上がり、自信もつきます。
あなたは絶対に大丈夫です。
成功をお祈りしています!